はじめに:英語絵本、読んであげたいけどハードル高くない?
子どもに英語に触れさせたいと思っても、「自分の発音に自信がない」「意味がわからない」「継続が難しい」…と感じる親御さんは多いと思います。
でも今は、AI翻訳アプリと音声読み上げツールを組み合わせることで、英語が得意でなくても、まるでネイティブのような読み聞かせができる時代です。
この記事では、
- 実際にAIを使ってどう読み聞かせをしているのか
- 翻訳・発音の工夫
- おすすめアプリと具体的な使い方
を詳しく紹介します。
ステップ①:絵本を選ぶ(AIと相性の良いタイプとは?)
AI翻訳との相性がいいのは、
- 1ページの文字数が少ない
- 会話や擬音が多い
- 絵でストーリーが伝わるタイプ
たとえば “Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?” や “The Very Hungry Caterpillar” のような作品が最適です。
特に短文・リズムのある絵本は、AI音声のテンポと合いやすく、子どもも聞き取りやすいです。
ステップ②:翻訳アプリで意味を確認する
おすすめは以下の2つ:
- DeepL翻訳(アプリ版)
- Google翻訳
例えば “What do you see?” を翻訳させると、「何が見える?」という自然な日本語がすぐに出てきます。
DeepLは文脈理解が優れていて、絵本のような短文でも“柔らかい日本語訳”になります。
活用のコツ
📘 絵本1冊まるごと翻訳にかけるのではなく、「1見開きずつ」翻訳しておくと、親がストーリーを把握しやすいです。

ステップ③:AI読み上げで「ネイティブ風」に聴かせる
ここで登場するのが音声読み上げAIです。
おすすめは:
- TTS(Text-to-Speech)機能付きChatGPT
- Speechify
- Google Translateのスピーカー機能
読みたい英文をコピペして、AIに読ませるだけ。
発音だけでなく、抑揚やリズムもついているので、親子で聞いて真似するだけでも英語耳が育ちます。
子どもが小さい場合は、「1文ずつ再生→リピート→ページをめくる」というリズムを作ると、飽きにくく続けられます。

ステップ④:親子で「訳し合い」遊びをしてみる
読み聞かせのあと、「これってどういう意味かな?」と聞くと、子どもは絵を見ながら想像を膨らませます。
わからない単語があったら、その場でAIに聞くのもOK。
おすすめプロンプト例(ChatGPTで)
次の英語絵本の1文を、子どもにもわかるやさしい日本語に訳して:
"The caterpillar was very hungry."
このように聞くと、「いもむしはおなかがぺこぺこでした」という、絵本らしい日本語が返ってきます。
ステップ⑤:声を録音してAIにフィードバックしてもらう
最近は自分の発音をAIが採点してくれるツールもあります。
- ELSA Speak
- Speak English AI
- YouGlish(例文検索+音声比較)
親が読む→録音→AIが「音の違い」や「発音強弱」を可視化してくれるので、英語学習のモチベにもなります。
お子さんと一緒に「今日は“th”の音をうまく言えたね!」なんてフィードバックし合うと、学びが楽しくなります。
ステップ⑥:音声+画像をまとめて「AIフォト絵本」に
仕上げとして、AIで絵本と音声をまとめた「フォト絵本」を作ると、親子の記録にもなります。
CanvaやNotion、あるいはGoogleスライドでも簡単にできます。
AIに画像を生成させてページに並べると、オリジナル絵本のような仕上がりに。
詳しい作り方は、関連記事の
➡️ [AIで子どもの作品を自動整理&フォトブック化]
をチェック!
おすすめの組み合わせ例(実践セット)
| 目的 | ツール | 使い方 |
|---|---|---|
| 翻訳 | DeepL | ページごとに訳を保存 |
| 音声 | ChatGPT TTS / Speechify | ネイティブ風の読み聞かせ |
| 録音 | Voice Memos / ELSA Speak | 発音チェック用 |
| 編集 | Canva | 表紙や挿絵づくり |
まとめ:AIを使えば、英語が苦手でも“親子で楽しむ”ができる
AI翻訳+音声読み上げを組み合わせると、
✅ 意味がわかる
✅ 正しい発音が聴ける
✅ 継続できる
つまり、「英語絵本を読むのが特別じゃなくなる」んです。
完璧に読む必要はありません。
AIの力を借りて、親子で“英語を楽しむ時間”をつくりましょう。
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