会議の議事録づくり、毎回大変ではありませんか?
メモを清書するのに時間がかかる、タスク抽出が漏れる、共有が遅れてしまう…。
そこで役立つのが 「ChatGPT × Notion」連携 です。録音やメモをChatGPTに投げるだけで議事録を整形し、さらにNotionでタスク化して一元管理する仕組みを作れます。
この記事では、私が実際に試行錯誤して構築した「議事録+タスク化の自動化フロー」を 7ステップ で解説します。
以前ご紹介した「Googleカレンダー × AI提案で予定調整が楽になる設定7選」とも相性が良いので、併せて参考にしてください。
1. 会議を録音 or メモ化する
まずは素材を用意します。
- スマホの録音アプリ(例:PLAUD、iPhoneボイスメモ)
- Google Meet / Zoom の自動録音機能
- 手書きメモの写真(後で文字起こしAIに通す)
どれでもOKですが、 文字起こしが可能なデータ形式(音声 or テキスト) にしておくことが大切です。
👉 文字起こし系アプリについては「録音整理ツール提案」の記事もご参照ください。
2. ChatGPTで文字起こしを整理する
文字起こしはそのままだとノイズが多いので、ChatGPTに以下のように投げます。
この会議の文字起こしを、議題ごとに整理して議事録にしてください。
ポイントは「議題ごと」「箇条書き」で整理させること。
さらに「決定事項」「タスク」に分類させると、後工程がぐっと楽になります。

3. タスク抽出をChatGPTに任せる
議事録テキストからタスクを拾い上げるのもAIの得意分野です。
例:
この議事録から「誰が・何を・いつまでに」やるかを抽出して、タスク形式にしてください。
すると「担当者」「内容」「期限」つきのリストが出力されます。
Notionに直貼りできるようにMarkdown形式で返してもらうと効率的です。

4. Notionデータベースを準備する
次にNotion側。議事録とタスクを管理するためのデータベースを作ります。
最低限おすすめのプロパティは以下です。
- 議事録タイトル(日付+会議名)
- 議事録本文(ChatGPT整形版をそのまま格納)
- タスクDB(リレーションで紐づけ)
- 担当者(Peopleプロパティ)
- 期限(Dateプロパティ)
5. ChatGPT出力をNotionに送る
ここからが自動化の肝。
方法は大きく2つあります。
- Zapier / Make などの自動化ツールを使って、ChatGPT出力をそのままNotionに流し込む
- 手動コピペ+テンプレ反映(小規模チームなら十分)
どちらにしても「Markdown形式で出力」させておくと整形がスムーズです。
6. タスクをNotionのプロジェクト管理に統合
Notionの強みは「タスクの見える化」です。
- カンバンボードで進捗を視覚化
- タイムラインビューで締切を俯瞰
- 担当者別フィルタで責任範囲を明確化
ChatGPTが吐き出したタスクをそのまま突っ込むだけで、チームのプロジェクト管理基盤になります。
7. 定着のためのTips
せっかく仕組みを作っても、形骸化してしまっては意味がありません。
私がやってみて効果があった工夫を紹介します。
- 会議後すぐ に文字起こし→ChatGPT整形を流す(鮮度が落ちないうちに)
- Notionテンプレート を用意して、貼り付けだけで済むようにする
- 定例会のリズム に合わせてタスク進捗をチェック
これだけで「議事録が溜まるだけ」から「タスクが実行される仕組み」に変わります。
まとめ
「ChatGPT × Notion」連携は、単なる議事録作成を超えて 会議の成果をタスクとして動かす仕組み を作れます。
- 録音や文字起こしをAIに投げる
- ChatGPTで整理+タスク抽出
- Notionに流し込んでプロジェクト管理
この流れさえ掴めば、会議後に疲れて議事録を放置…なんてことがなくなります。
👉 次は「音声まとめアプリ提案」の記事も合わせて読んでいただくと、会議録音からの一気通貫フローが理解できると思います。
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